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駐在妻の海外生活がここまで孤独だとは思わなかった話~過酷なワンオペ育児~

駐在妻と聞くと、華やかなイメージを持たれる方が多いと思います。

かつての私もそうでした。

海外の綺麗で広い家に住めて、手当も出て、のびのび優雅に暮らせるんでしょう?子供はバイリンガルになり視野も広がるだろうし、私も駐在妻してみたい!

自分がいざ「駐在妻の立場」になってみて思うのは、ここまで孤独なものなのかということ。

私が駐在妻という立場になってみて感じた孤独感と、どうやってその孤独を払拭しようとしているか、まとめてみたいと思います。

この記事が、海外生活が始まったばかりのときに辛く孤独で人知れず涙していた“過去の私”のような“あなた”に届きますように―。

この記事はこんな人におすすめ!
  • 今まさに駐在員・駐在妻をしていて、孤独を感じている方
  • これから駐在員・駐在妻になる予定のある方
  • 駐在生活に興味がある方
目次

駐在妻が孤独を感じる理由

日常生活で日本語で話をする人が圧倒的に少ない

駐在妻 孤独 駐在員 鬱

幸い、私は日本人も比較的住んでいる地域に暮らしており、日本人のお友達はいますし、待ち合わせしなくとも公園やスーパーで偶然日本人と出会ったりしてお話することもあります。

ただ、日によっては家族以外とは誰とも日本語を話さずに1日が終わるということはざらにあります。

私自身の英語力が低いこともあり、英語でまだジョークや本音をうまく伝えられるレベルになく、公園などで出会う現地の方と英語で話しても、うわべだけの会話感満載なんです。

なんていうか、こう、日本語で息を吐くように何も考えずに話をしたい―。

そんな欲求に駆られること、結構あります。

つまらない世間話やドジした話など、とりとめもなく雑談したいんだよね。。
圧倒的会話不足!

頼れる人が少ない

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日本なら昔ながらの友達や実家に頼ることができる人もいると思います。

ただ、こちらは異国で日本人は限りなく少ない上に、皆出会ったばかりの方々。

そして駐在員&妻の世界は狭いので、変なことするとすぐに広まっちゃうんじゃないかという恐れから、本音トークがガンガンできないのが実情だったりします。

本当だったら夫の愚痴とか、マニアックな趣味の話もたくさんしたいけど、狭い世界の中で引かれちゃったら怖いし、リスクがあるよね。。

もちろん、「この人だったら話せる!」という人とも出会えますが、駐在員&妻の世界の狭さゆえに、フルオープン!にするのはなかなか勇気のあることだったりします。

海外駐在だからと言って夫は帰宅が早いわけではない

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日本でも我が家は基本平日はワンオペ(夜遅くに夫は帰宅)でした。

が、海外駐在になったら、海外だし働き方ゆるいんじゃない?家族ファーストってイメージあるし?と思っていました。

ところがどっこい!

本人(夫)の性質+職場は日本人気質(日本人の駐在員が多い)ということで、何も変わりはしないよ。。

オージーは基本的に早起き、早く出社、早く退社というスタイルなんですが・・・。
日本人はどこでも日本人なんだよね。。(涙)

それに加えて、土日に及んでもゴルフなどの接待が加わったりしており、、これは日本以上にワンオペの時間増えてるんじゃね?とふと気づく。

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ええええ!家族帯同で来た意味とは!(絶叫)

もちろん、オーストラリアの環境はとても素晴らしく、私も子供も気に入ってはいます。

でも・・・「今しかない、家族の時間を大切にしたい」という思いでこちらに来たので、平日残業&飲み会による夫の夜遅い帰宅は、かなり残念だったりします。

頼れる人がいない状態で、かつ、「海外駐在なのに夫の帰宅が遅い」という期待が外れたという落胆の状態でのワンオペー。
正直、日本のワンオペよりはるかに過酷で孤独で、私が初期につらかったのはこれが主な原因だと思ってます。

「もし日本でそのまま暮らしていたら」が容易にイメージできてしまう

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もちろん今の暮らしも楽しいし、ここでしかできないこともたくさん体験して自分なりに満喫できていると思います。

ただ、もし日本でそのまま暮らしていたら、きっと子供は今頃、幼稚園・保育園で日本の仲良しのお友達と一緒に運動会をしていただろうな、とか、

毎日、暗くなるまで仲良しのお友達と公園で遊んでいたんだろうな、とか、

秋刀魚に大根おろしと醤油かけて、皆でおいしいなぁとむしゃむしゃ食べていたんだろうな、とか、ふと思うことがあります。

SNSで見る日本の友達の楽しそうな投稿に、「ああ、そこに本当だったらうちの子もまじってたはずなのになぁ」と切なくなったりもしました。

なんだか、文字にするとびっくりするくらいセンチメンタルだね!(笑)

もちろん、オーストラリアでしか経験できない楽しいことももちろんたくさんあります。

ただ、日本での日常は容易にイメージできてしまうため、「機会の逸失」のような気持ちになってしまうこともあるのです。

(実際は「新たな機会」をたくさん得ていて、トータルプラスなのかもしれませんが。。)

どうすれば、孤独感から脱却できる? 

すごくいい国なんだけど、どうしても孤独感を感じてしまうことはあり、日本の友達とLINEしながら思わず涙してしまうくらい、寂しさが積もっている時期もありました。

そんな中、私がどうやって孤独感から脱却していこうとしたか(しているか)、紹介します。

誰でも良いので、孤独感を話してみる

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それは日本の友達でも、現地の友達でも、配偶者でも良いと思います。

まずは自分の思いを言葉にしてみる。それだけで頭の中が整理され、自分の気持ちが客観視できます。

もし、うまく思いを言葉に表現できなくても「自分自身でも今の気持ちが分からないくらい混乱しているんだ」という現状を把握することができます。

そして、泣きたかったら泣いたらよいのです。

我慢していた栓なんて吹き飛ばしてしまい、涙をボロボロ流すことで、孤独感も多少なりとも流してしまえるかもしれません。

「寂しい」と思うことは恥ずかしいことじゃないよ。

大人だって寂しいときは寂しいし、泣きたいときは泣いたらいいんだよ。人間だもの。

特に、面倒見のよさそうな人に悩みを吐露すると良い

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私の経験上ですが、駐在妻は皆同じような寂しさ・孤独を感じ乗り越えながら生きているので、このような悩みを話したら共感してくれる人が多いと思います。

そして、面倒見のよい人に話すと、自分と同じような境遇の日本人を紹介してくれたりします。

例えば、子供の年齢が近い、同じような時期に渡航してきた、夫の帰りが遅くてしんどい思いをしているなど。

”面倒見良さそうな人”の見極めは難しいですが、「この人なら信頼できそう!」「この人は面倒見よさそう」と思う人と出会えば、躊躇なく悩みを相談してみるのも手だと思います。

孤独なのは、自分だけではないことを知る

どうしても、孤独感を感じたときは自分を責めてしまいがちです。

「私が英語ができないから」「私が社交的でないから」「私が弱いから」

「きっと皆はこんな思いをすることはないだろう」

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私自身、現地でできた友達何人かと孤独感の話をしてみると、皆、その人なりに孤独と戦っていることが分かりました。

そして、多くの人が「寂しくて思わず泣いてしまったことがある」と話していました。

また、googleで検索してみたら・・・出てくる出てくる。駐在妻の孤独な叫び。

一見華やかに見える駐在妻と孤独は、実は表裏一体のものなのかもしれません。

「孤独を感じているのは自分だけじゃない。」

そう思ったら、なんだか少し気持ちも楽になるし、誰かに頼りやすくなりませんか?

とりあえず何かのコミュニティに所属してみる

「帰属意識」は孤独感を埋めるものになると思っています。

例えば、小中高の学校では、クラスがあり、やるべきことも決められていて、帰属意識が比較的明確である一方で、大学に入った途端「学部」のくくりでしか自分の所属はなく、あとは自由、何してもよい!というような空間になり、孤独感を感じる人は多いと言われています。

海外生活をする中で、駐在員は永住権もあるわけではなく、事実としても気持ちとしても「temporary」な位置づけでそこで暮らしているわけです。

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そんな中で、何かのコミュニティに所属し帰属意識を持つことで、少しは孤独感はましになるのではないかと思います。

例えば、プレイグループ。教会や有志の方主催で多くの地域でプレイグループがあります。

あとは、日本語を学ぼうとしている現地の方に、チューターとして日本語を教えるボランティアをしてみる

英会話教室に行ってみる。

何かしらのコミュニティに参加することは、日本にいるとき以上に大切になるのかなとも感じます。

日常の全てのハードルを低くする

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でも、頑張りすぎてはいけません。

海外にいるからと言って、”海外らしいこと”をしなくちゃいけないというわけではありません。

あなたの中にある「華やかな駐在妻」のイメージは一旦捨ててみませんか。

まずは、「毎日生活できていればOK」という大前提の目標を思い出すこと。

それ以上の目標はすべて、「できたらexcellent!!」くらいのレベルのもの。

生きているだけで丸儲けです。

異国で買い物して、料理して、何かを食べて。日々生活をするだけでもものすごくストレスかかるよね。毎日生活できてるだけで、百点満点だよ!

ひたすら好きなことに夢中になる

孤独な気持ち、寂しい気持ちを感じてしまったときは、そんな気持ちを忘れるくらい何かに夢中になれる時間を持つとよいと思います。

あなたが、日本にいたときに好きだったことは何ですか?

目を瞑って好きな音楽にひたすら心を預けてみたり。

日本のテレビ、ドラマ、映画を観てみたり。

時を忘れるくらい、漫画を読みふけってみるのも素敵ではありませんか。

海外にいても、あなたはあなた。自分の好きだったことを思い出して、海外でも構わず楽しめば良いのですよ。

私はオーストラリアの生活が始まって少ししたとき、「孤独だし日々育児で疲れたしもう逃げ出したい!」と正直思ったことがあったよ。でも、漫画の世界にひたすら没頭することで、いつの間にか気持ちが落ち着いていたよ。

海外でもVPNと動画配信サービスを契約したら、日本にいるときと同じように映画やドラマを楽しめるよ。

無料期間だけでもとりあえず試してみて、どうしようもない孤独を癒してみるのもアリだと思います。

私は月数百円で日本のテレビを楽しめる、セキュリティも◎なNord VPNを使っています。

電子書籍も便利です!時間を忘れるほど日本の漫画に夢中になっていたりします…!

友達から「菅田将暉の嫁になった気分になれるよ!」と言われた動画。何回も見て癒され、歌って発散したよ。。現実逃避って大切!

まとめ

以上、私自身が孤独感と戦った経験からまとめてみました。

冒頭に「過去の自分に」あてた記事だと書きましたが、私の中では常に孤独感は大なり小なりある気がしているので、今の自分への励ましの意味でも書きました。

まだこれからも孤独感を感じることもあるだろうし、別の解決法も見えてくるかもしれません。

そのときはまたアップデートしていきたいと思います。

同じ悩みを持たれている方の少しでもお役に立てますように。

孤独だな、寂しいなと感じているのは、決してあなただけではないです。

一緒に何とか乗り越えましょうね。

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この記事を書いた人

aiのアバター ai オーストラリア在住駐在妻

オーストラリアで、毎日子供と汗水垂らしながら奔走中の駐在妻。
自分の経験から役に立ったこと、過去の自分に伝えたいことなどを中心にブログにて発信。
知育・英語育児については、「たねまきぶろぐ」にて発信中。
https://tekitookan.com/

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駐在妻が感じたオーストラリアの多様性と"Who cares?"の精神 - たねまきぶろぐ へ返信する コメントをキャンセル

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