駐在妻として日々暮らしていて感じるのは、「英語はできなくても最低限何とかなる。でも英語ができた方が確実に日々の生活は充実する。」ということです。
私は特に、子供の学校関係者(先生・親)とのコミュニケーションに課題を感じて、英語を本気で勉強するようになりました。
今日は、私の体験談も含めて、駐在妻におすすめの英語勉強法5選を紹介していきたいと思います。
それぞれの勉強法に適したレベルや、メリット・デメリットも記しているので、皆さんにあった勉強法を見つける参考になれば嬉しいです。
- 現在駐在妻をしていて、英語の勉強法を模索している人
- 今後駐在妻をする予定で、現地でどのような英語の勉強法があるか知りたい人
- 駐在妻の生活に興味がある人
駐在妻の英語勉強法オススメ①オンライン英会話
レベル | 初級者~上級者におすすめ |
内容 | ・オンラインでの個人の英会話レッスン ・スマホやPCさえあれば、いつでもどこでも受講が可能 ・テキストに添っての授業や会話形式の授業など指定できることが多い |
費用 | 相場として、月5000円~6000円ほど |
メリット | ・対面のレッスンに比べ、一回あたりの費用が格安 ・とにかく量をこなせる ・自分の都合の良い時間にできる ・通う必要がない(家でできる) ・日本にいるときから同じサービス(先生)でレッスンを受けられる ・サービスが日本語なので安心 |
デメリット | ・通信状況によっては聞き取りにくいことがある ・居住国の先生からレッスンが受けれるとは限らない ・先生の質は様々 |
オンライン英会話は、何と言ってもいつでもどこでもできることが魅力です。
私も渡豪前も、現在もオンライン英会話をしています。
ただ、全体的にオンライン英会話はフィリピンの先生が多いように思います。
居住国によって英語のイントネーションは違いますので、気になる人は気になるかもしれません。
とは言え、英会話は「とにかく量をこなすこと」が大切だと私は思っており、量をこなすにはオンライン英会話が一番です。
オンライン英会話はどこも無料期間が設定されているところが多い。
アプリなどの使い勝手も様々なので、気になるところは片っ端からお試ししてみるのも良いかも。
英会話名 | 値段 (月額) | 無料体験 | 講師の国籍 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
レアジョブ英会話 | 6,380円 | 2回 | フィリピン | 業界最大手 |
ネイティブキャンプ | 6,480円 | 7日間無料 | 多国籍 (ネイティブ含) | 予約なしでレッスン受け放題 |
DMM英会話 | 6,480円 | 2回 | 多国籍 (ネイティブ含) | ネイティブや欧州の講師と話せる |
EFイングリッシュライブ | 8,910円 | 7日間無料 | ネイティブ | ネイティブと話せる グループレッスンもあり |
クラウティ | 4,950円 | 3日間無料 | フィリピン | 家族でレッスンをシェアできる |
私は、ネイティブキャンプ で今も英語勉強中だよ!
やりたいと思ったときに予約なしですぐできるのはとても助かる。
駐在妻の英語勉強法オススメ②英会話教室・チューター
レベル | 初心者~中級者におすすめ |
内容 | ・現地のプロの先生による英会話レッスン ・教室に行く/自宅に来てもらう、個人/グループなど、形態は様々 ・テキストなどを中心にしたレッスンから会話形式のものまで、内容は先生により異なる |
費用 | 教室にもよるが、個人:40ドル~50ドル/1時間が多い。※オーストラリアの場合 グループだと少し安くなる。 |
メリット | ・プロの先生なので、授業の質が高い ・対面なので、表情を見ながら話すことができ安心できる ・特に個人の場合だと、分からないこと・聞き取れないことがあれば質問しやすい ・現地ならではの言い回し・発音や、現地の習慣・文化についても学べる |
デメリット | ・金額が高め ・先生との相性がある ・探すのが大変 |
プロの先生やチューターによる英会話レッスンです。
金額が高めなのがネックではありますが、個人レッスンで丁寧に教えてもらえることと、現地ならではの言い回しや文化について学べることから、特に初心者が上達するにはもってこいの方法だと思います。
私も現在、現地の先生に個人レッスンで教えてもらっています。
英会話のレッスン以外にも、ご当地情報(おすすめ観光スポット、グルメなど)も教えてもらえるのもとても助かっています。
ただ、相性はあると思うので、体験でしっかりと見極める必要はあると思います。
・教室・先生を探すのは、ネットでの情報、口コミ以外にも、スーパーなどのコミュニティボードもおすすめ。
・日本人の配偶者がいる現地の先生が講師をされているケースが多い。その場合は、日本語の理解もあり安心感あり。
駐在妻の英語勉強法オススメ③教会・図書館などのレッスン
レベル | 中級者~上級者におすすめ |
内容 | ・現地の教会や図書館などで行われる英会話レッスン ・グループで行われることが多い ・内容は完全な会話形式から、簡単なプリントをもとに行われるものまで様々 |
費用 | 場所にもよるが、教会の場合は2~5ドルのドネーション、図書館も無料か数ドルの場合が多い |
メリット | ・費用が安く、気軽に始められる ・対面なので、表情を見ながら話すことができ安心できる ・託児所がある場合も ・日本人以外の国の友達ができる |
デメリット | ・会話形式・グループレッスンが多いので、初心者は聞き役に回ることが多いかも ・託児所はあっても、子が号泣していると呼ばれることもあり、集中できないこともある ・教会によっては聖書の時間があることも |
教会・図書館などでの英会話レッスンは、オーストラリアは多く行われています。
会話形式のところが多いので、本当に英会話が苦手な方・初心者は個人レッスンなどで経験を積んでから挑んだ方が有益かもしれません。
いずれにせよ、費用が格安(基本的にドネーション)であるので、お試しで行きやすいですね。
・「子連れ可」「託児あり」との表記があっても、実際は横で遊ばせながらレッスンをする、託児ありでも号泣したらすぐに呼ばれるなどが多く集中できないことも。
・実際に行っている人の口コミを聞いてから行くと確実。
駐在妻の英語勉強法オススメ④語学学校
レベル | 上級者におすすめ |
内容 | ・現地の語学学校に通って英語を学ぶ ・コースにもよるが、週2、3~週5が多い ・TAFEなど何かの技術を学ぶ学校に通う人も |
費用 | コースにより様々 |
メリット | ・プロの先生から集中的に学べるので上達は早い ・サポートが手厚い ・学校・コースによっては、英語以外の別の知識・技術も学ぶこともできる ・日本人以外の友達ができる |
デメリット | ・トータルコストが高い ・拘束時間が長い ・子連れでは無理 |
「English lesson near me」などGoogleで検索してみると、まず上位にあがってくるのは語学学校ではないでしょうか。
Language International というサイトでも、多くの語学学校を検索することができます。
子供がいない方や子供が大きく手が離れている方で、すでに英語がある程度のレベルに達している方は、語学学校に通われても良いかもしれません。
オーストラリアの駐在妻では、TAFEなどでcertificate(資格)を取られる方もおられます。
駐在妻の英語勉強法オススメ⑤参考書などによる独学
日本から持ってきた参考書などで自分自身で勉強する時間もやはり必要だと思っています。
単語帳などで語彙力を増やすこと、フォニックスで正しい発音を学ぶこと、瞬間英作文で即時に思いを英語にするスキルをつけることは、独学で伸ばせる分野だと思っています。
詳しくは、次の項目で説明します。
現地での英会話に必要なスキルと、その勉強法まとめ
私がオーストラリアの現地の人と話す中で必要だなと思ったもの・スキルと、それを獲得するための勉強法についても紹介します。
ざっと対応表としてまとめるとこんなイメージです。
※教会・図書館のレッスンは人によって聞き役に回る時間も長くなることを加味した評価にしています。
現地の文化・習慣についての知識 ←現地の英会話レッスン
話している中で、まず文化や習慣についての前提知識がないと、理解が難しいことが何度もありました。
英会話レベルの高い人であれば、会話の中で「オーストラリアではそうなの?」など都度確認することができると思いますが、英会話初心者の私からすると、言葉を聞き取るだけで精一杯なので、背景の知識は多ければ多いほど良いと感じます。
また、会話のネタにもなります。
現地の文化・習慣を教えてもらうのは、じっくり話を聞ける現地の個人レッスンの英会話がおすすめ。
語彙力 ←参考書による自習
特に相手の話を聞くとき(リスニング)に語彙力がないのは致命的だと感じます。
自分が話すとき(スピーキング)は、簡易な英文にすれば済みますが、語彙力・単語を多く知っていないと相手の会話を聞き取るのにつまずくことが多いです。
語彙力を増やすには、空き時間に英単語の参考書に目を通すのが一番。
もちろん、英会話レッスンなどでも分からない単語を都度聞く・調べることも大切。
私は、英単語は日本で買ってきたこちらを使って、空き時間に勉強しています。
音声はスマホでダウンロードできるので便利です。
リスニングのスキル ←英会話の数をこなす
相手が何を話しているのか聞き取るスキルは、日本人が最も苦手なことではないでしょうか。
特に現地の人は話すのが早いです。単語と単語が連なっているともう何と言っているのか分かりません。
英語の音に慣れることが必要だと感じます。
オンライン英会話レッスンなどで量をこなすのが良い。
また、海外ドラマなどが好きな人は、U-NEXTなどの動画配信サービスで海外ドラマをたくさん見るのも◎
スピーキング ←発音と英作文のトレーニング
自分の思いを英語にして伝えること(スピーキング)も言わずもがな大切です。
スピーキングは、主に発音のイメージがあるかもしれません。でも、実際に英語で話していると、発音と同じくらい大切なのは「即時に自分の言いたいことを英作文する力」だと感じます。
「自分の知っている単語で、相手に伝えること」。多少発音が悪くても、英作文さえできれば何とかなると思っています。
・発音は、フォニックスで基本を学ぶことと、英会話レッスンで都度指摘してもらうことである程度向上する。
・英作文は、日々の出来事を英語で書く習慣が◎
あいうえおフォニックス
発音に関しては、子供と一緒にフォニックスを勉強することで、英語の音のリスニング・発音には慣れてきたと思います。
親子で学べて楽しいです。Youtubeの動画を基本として進めるので、まずは動画だけ見てみても良いかもしれません。
瞬間英作文
英作文は、SNSでも自分の日記でも、とりあえずその日にあったことを書いてみるというのが良いと聞き、私も毎日簡単に日記を書くようにしています。
日記を書くことで、英作文の力もつくし、普段使う英語の語彙力も増えます。
駐在妻の英語力、どの程度必要?
“求めるもの”が高いほど、英語力も必要になる
ずばり、現地で求められる英語のレベルですが、「あなたが何を求めているか」によって変わってきます。
求めるものが高ければ高いほど、英語力は必要です。
逆に、「最低限の生活ができれば良い」「新婚で子供はまだいないし、平日は買い物だけ、土日は夫と観光ができたらそれで良い」という人は、本当に最低限のレベルさえできていれば、問題なく暮らせると思います。
ただ、私の経験上、子供がいて、子供が現地校やインターナショナルスクールに通う場合は、先生や父母とのやり取りに英語は必須です。
また、子供が習い事をするときなども英語でのやり取りが生じてきますので、子供がいる場合は、最低限+αの英語力が求められてくると思います。
【求める生活レベル別】現地で必要な英語力
【初級】最低限の日常生活を送りたい
正直、子供がいない場合で、英語に苦手意識があり勉強をする気になれない方は、本当に最低限の英語さえできていれば、何とかなります。
例えば、以下のような場面で英語が使えればOKです。
スーパーなどで買い物をするとき | ・Cash or Card? ・Do you need a receipt? ・Do you need a bag? |
公共交通機関に乗るとき | 言葉は必要がない場合がほとんどだが、行き先を伝える など |
レストランにて | ・注文はメニューを指しながら読むだけで十分 ・お皿を余分にもらうとき Can I have more bowls? ・会計時に Can I have my check please? など |
正直、中学レベルのいくつかの定型文さえ覚えていれば十分、海外でも最低限暮らしていけると思います。
私も半年くらいまではこれくらいの英語レベルで問題なく過ごせました。
「英語をこんなに使わなくても海外で何とか過ごせるものなのか!」というのは意外なことでもありました。
【中級】学校など必要関係箇所と最低限のコミュニケーションをとりたい
私は、英語のリスニング&スピーキングに苦手意識を持っていたので、「日常生活さえ送れたらいいや」と思っていました。
でも、子供の学校が始まってからは、本当に毎日のように英語を上達させる必要性を感じています。
学校で英語でのコミュニケーションが必要な場合は以下のようなときです。
- 学校の先生から今日の様子を報告されるとき
- 宿題や提出物で不明点があって質問をしなくてはいけないとき
- 授業の進行補助のボランティアに参加するとき
- お迎えまでの待ち時間の間に父母と会話をするとき
英語ができないことによる不具合も実際に生じています。
具体的には、父母間でWhats app(LINEのようなもの)のグループができていたのですが、私がクラスの父母とコミュニケーションがうまく取れていなかったので、グループに入ったのは発足されてから大分経過してからだった…ということがありました。
また、放課後、校庭で遊ぶときも、親同士である程度コミュニケーションがとれて仲良くなれば、子供も仲良くなるような場面は日本でもあると思います。
我が家は子供もまだ英語がほぼ話せない状態で、でも本人は友達を増やしたいと思っているのに、親がその手助けをできない、むしろ足を引っ張っている状態なのが申し訳なく感じました。
私が英語でちゃんと先生や父母と連携がとれていなかったら、子供にも迷惑がかかってしまう―。
私は、この理由から、(重い腰をあげて)英語を本気で勉強する覚悟を決めました。
【上級】円滑な人間関係を楽しみたい・現地の人と近しい生活を送りたい
「駐在生活を存分に楽しみたい」と思っている方は、それ相応の英語力が必要となります。
例えば、以下のような生活を送りたいと思っている人です。
- 現地で何らかのコミュニティに所属したい
- 現地で自分が習い事(スポーツ、音楽など)を習いたいと思っている
- 公園や出会った人と気軽に会話を楽しみたい
- 現地のメディア(TVなど)も楽しみたい
- 情報収集をスムーズに行い、アクティブに活動したい
国によっては日本人のコミュニティや日本人の先生がされている習い事などもあると思いますが、やはり現地のコミュニティなどに所属する方が選択肢は広がりますし、出会える人の数も多いです。
また、現地でより生活を充実させようと思っているときは、現地の人から情報収集をするのが一番です。(おでかけ情報、グルメ情報、便利グッズなど)
より、駐在生活を楽しもうと思う場合で、英語力がまだ高くない人は、それなりに勉強していく必要があると思います。
まとめ
以上、オーストラリアの現役駐在妻が必死で勉強している方法についてまとめてみました。
自分のレベルに合わせて、自分の目的・習得したいスキルに合わせて、都度勉強法を変えていくことが大切なのかなと思います。
私もこれからどんどん勉強して、子供の学校の先生や保護者とスムーズにコミュニケーションをとれるようになりたいものです。
この記事がどなたかの参考になれば嬉しいです。
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