海外赴任に帯同することになり、海外の現地校に子供が入学。
でも、日本人はほぼおらず、英語も分からず、友達ができない―。
自分のことならまだしも、子供が海外現地校になじめず苦しんでいるのを見るのは、本当に胸が苦しくなりますよね。
我が子(年長)はオーストラリア現地校に通い始め半年弱。だんだんと順応していってる感じで、少しホッとしています。
今日は、海外現地校に子供が少しでも馴染むために親ができる工夫を、経験談をもとに紹介したいと思います。
- 海外現地校に子供がなじめなくて困っている人
- 海外赴任帯同にあたり、子供の学校選択に悩んでいる人
- 海外の現地校がどんなものが興味がある人
海外現地校に子供がなじむために親ができる工夫

現地校がどんなものか事前に情報収集しておく
海外の現地校、親子ともに未知の世界ですよね。
日本の学校とは勝手が違うことも多くあります。
なので、現地校に関する情報を事前に知っておき、雰囲気だけでも掴んでおくと、親子ともに心構えができます。
- 通学する現地校に、日本人はどれくらいいるのか
- 外国人(英語が第二言語の人)はどれくらいいるのか
- 授業ではどんなことを学ぶのか
- 授業時間、休み時間の大体のスケジュール
- ご飯はいつどのようにして食べるのか
- 年間を通してどのようなイベントがあるのか
- 先生との連絡手段は何か
入学前に、学校生活に関するパンフレットのようなものをもらうと思うので、大体のことは書いてあると思います。
もし可能であれば、実際にその学校に通われている日本人から事前に情報を聞いておくと、親子ともにより安心できると思います。

我が家は「日本人はほぼいないこと」「ランチの時間は日本に比べて短いこと」などを子供には事前に話しておいたので、ある程度心構えはできたみたい。
最低限必要な英語は教えておく
我が子は、日本ではワールドワイドキッズをゆるくやっていたくらい(たまにDVD見てた程度…)なので、英語はほぼできない状態のスタートでした。
先輩ママからは「教えなくても、現地校に入ったらすぐに覚える」と言われていたものの、さすがに何もしないのはまずい?と思い、最低限学校生活を過ごすうえで必要な英語は教えました。
- Thank you.
- Sorry.
- You’re welcome.
- toilet
- I want to drink water.
- I don’t know.
- Pardon?
- Repeat after me.
- What’s your name?/My name is ~.
- How are you? /Good./Not good.
- I like ~.
- 数字(1~10)
- 身近な物の名前 など
あまり私が勉強のような形で教えられるのは好きではないタイプの子なので、とりあえず「ドラえもんのはじめての英語辞典」を渡し、遊びながらゆるい感じで教えていました。
タッチペンで触ると音声が出るので、楽しみながら学んでいました。



入学前にしっかりと英語を教えなくてもよいと思うけど、「サバイバルイングリッシュ」は教えてあげると、子供も安心すると思う!
ロスターに極力参加する
ロスターとは
海外の学校では、ロスター(授業を補助するボランティア)の参加を募ることが多いと思います。
子供が通う現地校でも、termごとに1、2回はロスターをしてもらえたら嬉しいとの連絡が回ってきます。
ロスターとして参加したときは、雑務的なことを任されたり(授業で使う画用紙をひたすら切るなど)、子供達がアクティビティをしているときに側で見守るなどしていました。
ロスターをするメリット
ロスターをするメリットは、「子供が学校でどのような授業をしているか」「子供の様子はどうか」を知れることです。
子供から話を聞くのと、実際に授業をしているのを教室で見るのは全くイメージが違ったりします。
また、クラスの中での子供の様子も知れます。
海外の現地校だと、一人ひとりが発表する機会なども多いと思うのですが、そのような場で子供はどうしているかなど知れたのはよかったです。(我が子はYes/Noだけしか言葉を発していませんでした(笑))
メリットはそれだけでなく、「親がロスターに来てくれると子供は嬉しい」ことも挙げられます。
特に学校に馴染むまでの不安でいっぱいのときに、親が教室にいてくれるだけで子供としては心強いものです。
親としてもロスターの仕事をちゃんとできるか不安もあるかと思いますが、ロスターは極力参加することをオススメします。
学校行事には力を入れる
学校行事を蔑ろにせず、子供が行事を楽しめるように親も準備を手伝ったり、一緒に参加することは大切だと感じています。
我が家の経験談ですが、入学して早々、「好きな職業のコスチュームで登校しよう」というものがありました。
衣装を購入をするほどではないかと思い、我が家は帽子に黒いごみ袋を巻いて適当にpoliceっぽく装飾したんです(笑)
結果、周りの子達は立派な既製品のコスチュームを着ていて、子供には本当に申し訳ないことをしたなと反省しました。
海外の現地校、少なくともオーストラリアの現地校では、日本の学校にはないような学校行事があったりします。
逆に、日本のように運動会や音楽会など立派な発表をする機会はありません。
日本とは力の入れどころが違うので、注意が必要です。



子供が学校行事を心の底から楽しめるように、準備をしてあげたいね(自分への戒め…)
宿題や予習など勉強のフォローをする


英語力に自信がない子供が何が苦痛かというと、学校の授業だと思います。
分からない言葉を延々と聞き続けるのが苦痛。何をすれば良いのか、どうすれば良いのか分からないのが苦痛。
宿題を見てあげるのはもちろん、学校で翌日習うところや、覚えておいたら良いフレーズなどを事前に軽く教えてあげると、子供の不安も和らぐと思います。



先生からの質問に挙手で答えられた日は、子供もとても嬉しそうだよ。
放課後などクラスメイトの親とコミュニケーションをとる
子供がうまく英語を話せなくても、親同士が交流していれば子供も交流するようになることもあると思います。
また、親同士のコミュニケーションから得られる情報もとても貴重です。
最初は親自身も英語で話すことに億劫になったりすると思いますが、子供も頑張っているのだと奮起し、私も頑張ってコミュニケーションをとっています…!
頑張っていることを褒めてあげる
とりあえず、学校に通えているだけで100点満点です。
学校でやったこと全てを褒めてあげるようにしています。
「先生が言っていること分かったの!すごいね!」
「お友達作るの上手だね!さすがだね。」
「発音上手だね!ママより英語上手になってきたね。」
など、何でもとにかく褒めまくってます。



最初は特に、学校では自信をなくすことも多いと思うので、たくさん褒めてあげよう!
まとめ ~子供が馴染むまでは親子二人三脚で頑張ろう~
以上、子供が学校に適応するためにできることを経験談からまとめました。
正直、時間の問題も大きいと思います。
特に性格によっても適応スピードも違ってきて、大体3ヶ月~1年ほどかかると先輩ママからは言われています。
なので、親も根詰めて悩みすぎてもしんどくなるとは思います。
が、子供はこれまでと全く違う環境で頑張っているので、親がともに二人三脚で頑張ってくれると心強いと思うでしょうし、親子の絆も深まるのではないでしょうか。
ですが、頑張りすぎも禁物。本当に嫌がっている日は学校を休んで心の休息をとることも大切だと思います。
現地校へ馴染めずに悩む親御さんの少しでも参考になれば嬉しいです。






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