
私は日本で免許を取得して以来、運転したことがない”筋金入りのペーパードライバー”でした。
もちろん、オーストラリアでも運転をすることなんてないだろうと思っていたのですが、自分の中での葛藤を超え、今や毎日子供を乗せて運転する日々です。
そして、運転するようになってから世界が広がり、それまで感じていた閉塞感や疲労感が少しはクリアされ世界が広がったと感じます。
今日は、ペーパードライバーだった私がなぜ運転しようと思ったのか、運転してみて感じたことなどを紹介したいと思います。
★この記事はこんな方におすすめ★
・現在、海外(オーストラリア)にいるが、運転に自信がなく、運転をしていない人
・現在、海外(オーストラリア)にいるが、運転を始めてみようと思っている人
・駐在妻で、毎日何だか疲れている人
▼駐在妻がここまで孤独だと思わなかった話 の記事はこちら
ペーパーの駐在妻がオーストラリアで運転を決意した理由
オーストラリアの夏は暑く限界を感じた

本当にオーストラリアの夏は暑いんです。
オーストラリアはオゾン層が薄いことから、紫外線は日本の7倍と言われています。
とにかく、日差しが刺すように痛い。
公園は、水場があったりサンシェードがあったりするので、そこまで暑くなかったりするのですが、公園まで子供を歩いて連れていくのもかわいそうなくらいの日差し。
そして何より、オーストラリアの本場の夏が始まるにつれ、自分が体力の限界を感じていました。
車がないと日々生きる世界が狭いと感じた
車がないと、行ける範囲は限られます。
電車やバスなど公共交通機関でも行こうと思ったら行けるのですが、やはり限られます。
オーストラリアの人々の生活は車ありきで成り立っているところもあり、車で出かければ行ける場所も増えるし、出会える人も増えます。
渡豪してきてしばらく経ち、日本人のお友達も増えてきたとはいえ、日々の行動範囲を広げより多くの人と出会うことで、閉塞感を打破したいと思うようになっていました。
オーストラリアでペーパードライバーが運転の練習をするには?

基本的に教習所はない
日本だと教習所で「ペーパードライバー向けレッスン」を行っているところも多いと思います。
例えば、教習所内で練習し、その後路上訓練もしてもらえるというもの。
私は日本的なレッスンを教習所で受けたいと思い、探しました。
が、なんと、オーストラリアには教習所がありません。
新規に取得するときは、運転3年以上の人を同乗させ、120時間運転すれば実技試験を受け、実技を合格すれば初心者運転免許証を交付されるとのこと。
なので、練習するとしてもいきなり路上なのです。。
指導員(インストラクター)をお願いすることもできる
ただ、教習所の建物はなくても、インストラクターとよばれる指導員はいます。
なので、どうしても不安で、知人や家族ではなくプロに同乗してもらいたい、という方は、インストラクターに依頼することができます。
googleで「driving instructor near me」と検索すると、インストラクターを探すことができます。
州によっては日本人インストラクターがいるところもあるようですが、私の地域ではいませんでした。
なので、現地のインストラクターにお願いする=指導を英語で受けるということ。
ただでさえ運転免許取得以来の運転でテンパっているのに、英語であーだこーだ言われたら、もう私、死んでしまいます(涙)
ということで、私は夫に指導してもらうことにしました。
オーストラリアで運転する前に取り組んだこと

まずは同乗者の立場から交通ルールを学ぶ
交通ルールは基本的には日本と同じ
オーストラリアは日本と同じ左側通行・右運転席です。
なので、右側通行のアメリカなどよりかは比較的、運転しやすいと思います。
ラウンドアバウト・GIVE WAYが多くある
基本的な交通ルールは日本と同じなのですが、「ラウンドアバウト」と呼ばれるものが多くあります。
「右からくる車をとにかく優先する」というもので、信号代わりにラウンドアバウトが設置されているので、便利ではあります。
ちょっと分かりにくいですが、こんなものです。

また、「GIVE WAY」という、「信号はない交差点で、優先道路に道を譲ってください」という意味の看板もこちら特有です。

速度制限の看板に注意
オーストラリアは、カメラで速度違反をしていないかチェックしていて、違反していれば自動で写真を撮られ、数日後に請求書がポストに投函されるようです。
ほんの数キロオーバーしているだけで違反になるとのこと。
なので、速度制限の看板をしっかり見る癖づけをするように、同乗者のときから意識していました。
YouTubeで駐車のイメージをする
いざ走り出したら何とかなるかな?という気もしたのですが、不安なのは駐車です。
駐車は、教習所時代は、教習所の目印を見ながらどこでハンドルを切ったらよいかなどのタイミングを覚えていたタイプです(笑)
夫が運転しているときは自分も仮想運転するのはもちろん、それに加えて、YouTubeの動画を見ながら駐車のイメトレをしていました。
オーストラリアでの運転してみての感想

道が広くて運転しやすい
オーストラリアはなんといったって道が広いです。
そして、街中は交通量も多いですが、少し郊外に出ると交通量も減って、本当に運転しやすいです。
運転し始めは緊張しましたが、案外走り出したら何とかなりました。
また、オーストラリアはスピード違反に厳しいこともあり、周りにスピードを出しすぎる人はいないという意味でも安心です。
のろのろ運転していたらクラクションを鳴らされる
私以外の人も何人か経験しているのですが、ゆっくりのろのろ運転していると、後ろの車からクラクションを鳴らされることがあります。
これは、最大限の努力をしつつも、鋼の精神で立ち向かうしか解決策はありません(笑)
運転をし始めて世界が広がった
運転しているときはまだ緊張するので疲れはしますが、特に真夏の炎天下の中歩かなくてよくなって格段に疲労度は減りました。
そして、本当に、運転をし始めて世界が広がりました。
子供と一緒に行ける公園も増えたし、道中で疲れないから愚痴も聞かないのでストレスフリー。
子供の習い事も選択肢が増えました。
今までは会えなかったようなお友達と出会ったり、遊んだりすることができるようになりました。
「徒歩で行ける範囲で遊び、その範囲で出会える人と遊ぶ日々」と比べると、閉塞感は解消され、格段に世界は広がりました。
まとめ~駐在妻は運転できると世界が変わる!~
私の場合は、オーストラリアで脱ペーパードライバーして、運転するようになって本当によかったと思います。
まだ渡航前の方で運転に自信がない方は、日本でペーパードライバーレッスンを受けてから来られると安心だと思います。
もうすでに渡航していて、運転するか悩んでいる人は、ゆっくりでいいので是非チャレンジしてほしいです。
地域にもよると思いますが、日本の都市部より、海外の郊外は断然運転しやすいと思います。
そして、運転できると本当に便利です。世界が広がります。ちょっと自信がつきます(笑)
以上、どなたかの参考になれば嬉しいです。




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