2020年の下期に、日本発・シンガポール経由オーストラリア行きの国際線を利用した際の搭乗記を紹介します。
コロナ禍ということもあり、いつもはないようなトラブルもありましたので、今後コロナ禍で国際線を搭乗される方の参考になればと思います。
出国まで
今回、我が家は深夜便で日本の空港を出発し、シンガポールを経由し、オーストラリアへ向かう旅路でした。
満席が多く航空券は最短で2か月先
意外かもしれませんが、少なくともオーストラリア行きは航空券がなかなか取れませんでした。
現状、オーストラリアは原則「外国人の入国禁止」の措置をとっていることもあり、航空便は1週間に1便ほどです。
ただ、それでも帰国者や「入国禁止の適用除外」の許可を得た人などがオーストラリアへ入国する人は一定数いるため、航空券は我が家のタイミング(2020年下期)では最短で2か月後の予約となりました。
空港の様子
空港に着いたのが20時頃。
リムジンバスも運行はしているのですが、感染リスクを考え、両親の車で空港まで送ってもらいました。
これまで何度も同じような時間帯に空港を訪れましたが、ここまで人が少なく静まり返っている空港は見たことがありませんでした。(感染リスクの観点からは、安心)
飲食店などは営業時間短縮、両替は休止している店が多い
時間が微妙だったので、最初は晩御飯を空港で食べていこうか悩みました。
が、結局子供連れということもあり、家でテイクアウトを食べてから出発(ゴミは両親に預ける)という形にしました。
空港に到着してみると、20時にも関わらず、飲食店は軒並み閉店。
手荷物検査前のゾーンは両替所も全て閉店もしくは休止。(手荷物検査後の搭乗口近くのみオープンしていました)
搭乗手続きでトラブル発生
搭乗(発券)手続きは、我が家が利用したシンガポール航空は「3時間前」からOKだったので、3時間前に手続きを開始しました。
が、何やらトラブルが起きたようで一向に発券されませんでした。
グランドスタッフの方が何名も集まってくる。周囲の人は問題なく手続きを終えているのに、我が家だけ―。
もう、このときは出国できないかと思い、肝が冷えたよね。。
状況としては、以下のようなイメージです。
現在オーストラリアでは基本「他国からの入国禁止」をしている中で、特別に「入国禁止措置の適用除外申請」を出し、許可をもらったうえで、出国しようとしています。
が、その適用除外の許可のシステム上でのやり取り(航空会社と入国管理局?)がスムーズにいかなかったようで、航空会社としてもうまく発券できない、とのこと。
結局は無事発券されたのですが、何と、搭乗手続きで2時間も足止めを食らいました(涙)
ちなみに、オーストラリアに来てから同時期に渡航された方の話を聞くと、我が家以外にも同様の状況に遭った家族もいたので、珍しいことではないようです。
手荷物検査はスムーズ
手荷物検査は、出国者が非常に少ないこともあり、スムーズに行われました。
搭乗口近くの遊具は閉鎖
子供連れの国際線利用時は、「搭乗前に遊具で遊ばせ疲れさせ、機内で寝かせる」が鉄則だと思いますが、遊具は軒並み閉鎖されていました。
子供を疲れさせる術はありません(涙)
免税店は縮小営業
免税店も営業はしていましたが、かなり縮小していました。
機内
機内は左右には人はいないが、前後にはいる
座席は、間引きはしているものの航空券がすぐには予約が取れないくらいには人はたくさんいます。
具体的に言うと、以下のようなイメージでした。
- 左右:家族は連続席。その横すぐ隣には他の人は座らない(1席は空いている)
- 前後:通常通り(前後には普通に人が座っている)
思ったより人がいて驚いたよ。“前後は椅子を挟んでいるから、感染症対策としては大丈夫”という考えなのかな?
6歳以上はマスク着用
機内でのマスク着用は、航空会社によって取り決めが違います。
シンガポール航空では、大人と6歳以上の子供は機内でマスクを着用する必要があります。
(我が家が搭乗したときは、「2歳以上はマスク着用」というルールだったのですが、どうやら規定が変更されたようです。)
ただ、印象としては、幼児に対してはそこまで厳しく運用を徹底している、というわけではなさそうでした。
▼シンガポール航空のマスクに関する規定
日本→シンガポールは深夜便だったから、寝ている子供にマスクをそっとつけたら問題はなかったけど、シンガポール→オーストラリアは昼間だったからなかなかきつかったなぁ。。
乗り換え(シンガポール・チャンギ国際空港)
乗り換え時の待機場所は指定される
我が家が搭乗したときは、乗り換え時の待機場所は、ある程度フライトごとに決まっているようでした。
(自由な行き来をさせず、感染者が発生したときに接触者を特定するためだと思われます。)
レストランの食事は配達式
待機場所内に軽食のコーナーはあるので、そこで腹ごしらえをすることはできました。
また、注文すればレストランで作ったものを運んでくれるような案内がありました。
(ややこしそうだったので、軽食で何とか済ませましたが)
遊具は使える
我が家が行ったときは、遊具は使えました。
感染リスクは気になったものの、子供達もストレスが溜まっているだろうと思い、少しだけ遊ばせました。
(そもそもの人の数が少ないので、我が家以外にもう1組遊んでいたくらいでした)
オーストラリア入国
健康・体温チェック
おそらく入国審査の前だったと思うのですが、サーモグラフィーとおでこにあてる体温計を使ってのチェックがありました。
入国審査・税関
通常通り、入国審査や税関があります。
人が少ないので、比較的にスムーズに進みます。
隔離ホテルの説明・案内
国によってはPCR検査を空港でするところもあると思いますが、オーストラリアは空港では特に検査をせず、国が指定した隔離ホテルにそのまま行くことになります。(ホテルにて2日以内にPCR検査)
税関が終わったあとに、家族ごとに隔離ホテルの説明があります。
その後、用意されたシャトルバスに案内され、ホテルに向かう、という流れです。
(空港到着から2時間後くらいにはホテルに着いていました)
空港移動時&機内の感染リスクは?
乗り降りのタイミングで密になる
出国までは陰性でも、空港にて移動しているとき、また、機内で感染することが心配な方も多いと思います。
正確なことは言えませんが、体感として、一番リスクが高いなと思ったのは、やはり機内です。
前後の座席に人がいることと、清掃を頻繁にしてくれているとは言え機内のトイレ使用時は、多少気になりました。
あとは、乗り降りするときは人が比較的密になるので、ピークを避けた方が安心だとは思います。
子連れは携帯用アルコールは必須
普段でさえ機内や空港のいろんなところを子供は触ります。
今回は感染症対策のことをしっかりと話をしましたが、やはり気を抜くといろんなところを触ってはその手で目をこすったり・・・ということは多々ありました。
機内の感染症対策に重宝するグッズ
アルコール消毒
▼親子ともに何かを触るたびにアルコール消毒していました。空港利用時は手荒れ覚悟。。
ウェットティッシュ
▼トランジットで待機しているときに、テーブルを使う際など何かと重宝しました。
マスク・マスクケース
マスクは特に機内でどこかに行ったりしてしまいがちです。(子供は常に)
慌てないように、予備のマスクも多めに手荷物で持ち込んでいた方が安心です。
▼かわいいマスクだと子供も喜んでつけてくれたりします。
▼男児にはたまらないプラレールマスク。
▼マスクケースがあると、食事中に外してもなくしにくくなります。
ポータブルDVDプレイヤー
▼子供用に機内にDVDプレイヤーを持ち込みましたが、おかげで機内をうろちょろせずにすみました。
まとめ
以上、簡単に現状の国際線の搭乗記をまとめました。
2020年下期の搭乗なので、今はまた少しは変わっているかもしれませんが、世界的情勢に大きな変化はないので、大まかは同じだと推測されます。
人が少ないので手続き関係は思ったよりスムーズにいくことが多いです。
ただ、我が家のように搭乗手続きに2時間かかったようなケースもありますので、早め早めに動いておいた方がよいと思います。
この時期に国際線を使われる方は、心配事の多い時期の渡航となるかと思いますが、この記事の情報が少しでもお役にたてれば嬉しいです。
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